ざまぁ見ろ。ガキどもめ!

8月も後1週間。ガキどもの夏休みももうすぐ終わりだぜ。いまだに宿題に手をつけてないやつ。あと2日もすればケツに火がつくぜ。2学期が始まってから、宿題やるやつも居たな。三角ベースや、草野球、魚釣りで真っ黒に焼けてたな。ガキの頃の夏休みはあっという間に過ぎてしまった。三重県桑名市という田舎町があります。ここの住民どもは1年を夏の祭りのために働きます。この祭りを楽しまないと桑名市民ではないのです。カンカンチキチキカンチキチキ、チキチキチキチキカンチキチキ。夕方から始まり夜明けまで。鐘と太鼓をたたきます。各町々に山車があります。山車の後部に後尾に太鼓がありその両脇に鐘があります。各山車には見事な彫刻が施され上には大ちょうちんが7から12.秋田の竿灯のように立ってます。この山車を鐘と太鼓をたたきながら、引き手により街中を練り歩くわけです。3日目の山車による行列は圧巻です。各町々は太鼓の演奏と意気のよさ、たたきっぷりを競いながらまたほかの町内の若い衆と喧嘩をしながら、決められたコースを春日神社まで奉納に行くわけです。日が暮れてからちょうちんに灯がともるわけですがそれがまたきれいなのです。この祭りの開催中は桑名中に太鼓と鐘の音が響きます。3日間夜明けまでカンカンチキチキとうるさいのですが誰も文句は言いません。みんながこの日のために1年間働き、散財するのです。祭りの後のわびしさはありません。また1年が始まるのです。この日が桑名っ子の元旦なのです。家康に過ぎたるものが二つあり、唐の兜と本田平八。徳川家康の猛将、初代桑名藩主本田平八郎忠勝。この時代からあったかどうかは知りませんが。幕末、会津藩主、松平容保実弟であった桑名藩主。最後まで薩長軍と戦ったために桑名藩は焼き尽くされ、その城は解体されました。すき焼きの柿安は桑名城址のすぐわきに本店があります。桑名城址は九華公園として今も往時の姿を残しています。歴史のある田舎町です。