残暑

アツーイ、わたしのデリケートな肌をちくちくと刺しやがる。明晰な私の頭脳もオーバーヒートしている。残暑、残暑、さいざんしょ!昔、トニー谷と言うコメディアンが歌ってました。昨日、あまりの暑さに涼を求めて路傍のセブンイレブンに入りました。店内でボーっとしているわけにもいかず立ち読みのあんちゃんの横で何気なくほんの表紙を見てました。アフリカ象が好き!のこまわり君の単行本があった。やまがみたつひこ氏のギャグ漫画です。氏の漫画はこまわり君が有名ですが、私はまだ氏が売れてなっかた時の漫画が好きです。逆向春彦青年が(字は定かでない)主人公の漫画でタイトルは忘れました。古典落語と怪談話をモチーフにしたエロギャグ漫画です。もう絶版になっていると思います。もう一度読みたくて古本屋を探しましたが徒労でした。大学へ通う電車の中でニヤニヤと読みふけってました。手塚治虫火の鳥なんかがもてはやされてましたが、こっちのエロ漫画のほうが私にはあっていたようです。その後のこまわり君にも見られる山上ワールドが満載です。一度お目にかかれば読んでください。少し下品なところもあるが、抱腹絶倒間違いなしです。今は新潮文庫真田太平記を読んでます。池波正太郎氏の作品で、徳川家康を翻弄したただ一人の戦国武将、真田昌幸、とその子の信之、信繁(幸村)兄弟の物語である。やっと12巻の雲の峰まで来ました。もともと徳川家康が嫌いな真田昌幸、滅び行く豊臣家と共に家康に最後の一矢を報いようとするのだが、時代の流れはいかんともしがたく、徳川軍を散々に打ち負かしながらも、敗残の兵となった真田家。再興を夢見ながら寿命には勝てず、無念の中に人生を終えた父昌幸。家名の存続は兄信之に託し、真田の武名ここにありと負け戦に身を投じていく幸村の姿。甲子園でがっぷりよつに戦いながらも敗れた敗れた苫小牧高校。全力を尽くして敗れたのであれば涙も出ずさっぱりとしている。何事につけ未練がましいオイ等は、何事につけ全力を尽くしてないのか。心頭滅却すれば火もまた涼し。一生懸命に生きていれば残暑なんぞに気

真田太平記 第壱集 [DVD]

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喜劇新思想大系 (上) (講談社+α文庫)

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を取られない。成せばなる。成さねばならぬ何事も。ナセルはアラブの大統領。古いなぁ。